ライディングクリニックのレポート３連続です。平日のプライベートクリニックと初中級、中上級のクリニックです。
プライベートクリニックのお客様は徹底的にコーナリング練習をご希望でした。フラットコーナーからバームまで外足加重のコーナリングを練習。コーナリングフォーム、加重ポイントの確認、上半身と下半身の加重バランス、体軸、を練習しました。その後は滑り易い路面での足を出しながらのコーナリングの練習。安全マージンを残しながらもコーナリングを攻める練習です。こちらの走法もただ足を出すのではなくフォームと加重ポイントが重要です。
午後は徹底的にパンプトラック。コーナリングとジャンプに応用出来る身体の動きを意識しながらの練習です。１人で徹底的に練習出来るのがプライベートクリニックの良い所ですね。
その週末は初中級クリニック。
基本フォームのレクチャーは外せません。ハンドルの握り方から腰の位置、肘、膝、下腿の曲げ具合を具体的にレクチャー。コーナリングやジャンプで加重をかける為に一番効率の良いポジションを目指します。
こちらはフロントリフト。基本姿勢から体重移動を練習しました。予備動作からの本動作が肝心ですね。
こちらはリヤリフト。フロントリフトと要領は一緒です。本動作の前の予備動作が大切。
今回は初中級クリニックなのでフラットコーナーでのコーナリングフォームを徹底的に練習。
自分の走りを客観的にIPADでチェック。自分のフォームをすぐにチェック出来れば上達への手助けになります。
フラットコーナーで練習した後はバームでの練習。体軸の倒し込みの練習です。
最後の自主練習の時間はジャンプを練習されていました。今回の参加者の方はとても筋が良くコーナリングではメキメキと上達されていました。そしてうまく曲がれた時に「楽しい」と言っていただけました。そうなんです。コーナリングって楽しいんですよね。上達すれば上達する程楽しくなります。また練習して行きましょう。
翌日は中上級クリニック。中上級クリニックでも基本フォームのチェックは欠かせません。
まずはフラットコーナーでのフォームチェックから。
今回の中上級クリニックは参加者のレベルが高かったので、内容は盛りだくさん。外足加重でのコーナリングでの加重ポイントの確認、平行スタンスでの両足加重のコーナリング、コーナリングでの加重・抜重、前後左右の体軸コントロールの練習を行いました。
両足加重のコーナリングの練習。加重を落とす為に行うべき動作と加重ポイント、そしてフォームをじっくり練習しました。
ターン後半での抜重の練習。これを身に付けるとコーナリング出口でのバイクの抜けが格段に良くなります。さらにバイクの起き上がりを感じるようになり素早い切り返しが可能になります。
バームでの加重抜重の練習です。コーナーのRに合わせた加重と抜重が決まればバイクは前へ前へと進んで行きます。
林間コースで実践練習。ここはやや急な斜面なので前輪が滑り易く練習に最適。フォームが崩れるとフロントタイヤが滑り出します。いわゆる後傾になってしまうとさらにフロントタイヤが滑り易くなり恐怖心が出てしまうんですね。その恐怖心を無くす様な適切なフォームでのライディングを目指す事が大切なのです。
最後の一時間は自主練習時間。皆さん思い思いに練習されていました。今回はかなり内容の濃いレクチャーとなりました。一度だけでの受講ではなかなかそれらを習得するのは難しいです。反復して意識して練習する事が上達への近道になるんですね。
MTBはただがむしゃらに山の中で走る事も楽しいですが、ライディング技術が上達すると更なる楽しみが待っています。自分の思い描くラインが走れたりイメージ通りの体の動きが出来てコーナーを曲がれれば達成感と満足感はひとしおです。MTBを操る楽しさも覚えればMTBの楽しさは無限に広がりますよ。その具体的な方法は是非JOYRIDEまで。