今日も沢山の方に走りに来ていただきありがとうございました。富士山がくっきりと見えて最高の天気でしたね。気温もちょうど良くゲレンデでお昼寝も最高だったのではないかと思います。
ここでコースプロデューサーの高橋大喜から走りにいらっしゃる皆さまにお願いがあります。ふじてんのコースにはレベル別に色分けをされた看板がコース入口に設置されています。走行の際にはご自分のレベルに見合ったコースをなるべく走っていただけると助かります。
今日もリトルウィスラー（リフト下の3連テーブルトップ）で転倒をされている方を何人も見かけました。転倒している方を見ていると皆共通していて、ジャンプの踏切動作なしにスピード任せでテーブルトップに進入している方がほとんどです。専門家の僕から見てもジャンプ未経験者または初心者に見えます。その行為は大変危険です。見ていてゾッとします。
リトルウィスラーはブラックダイヤモンドの上級者以上向けのコースに設定されています（左側のレーンはプロレーンに設定されています）。スキルパークで踏切動作をしっかりと学んでから挑戦して下さい。その為の練習をする場所がスキルパークなのです。
スキルパークはレベル別に大小４つのジャンプが設定されており、少しずつステップアップしながら安全に練習出来るように造ってあります。ジャンプでのブレーキ操作もここで学べます。高さ別に分けられたドロップオフ練習エリアもあります（現在調整中）。
ジャンプの方法が分からない方は僕の開催しているジャンプクリニックに参加して下さい（宣伝になってしまっていたらゴメンなさい）。
ふじてんのコースは色々なレベルのライダーが共有して楽しめる様に設計しているパークです。ご自分を過信せず決して無理をせず、繰り返しになりますがご自分に見合ったコースをお楽しみいただけると助かります。
でも時には少し難しいコースも走りたいな♪なんて時もあるかと思います。それは全然アリだと思います。そうしないとスキルアップ出来ませんからね。そんな時は絶対に無理や油断をしないように慎重に走行してもらえると助かります。
そしてもう１つ皆さまにお伝えしたい大切な事があります。それはふじてんでジャンプをメインに楽しむ時にはフルフェイスヘルメットとプロテクターを強く推奨している事です。
もしそれらを持っていなければふじてんのレンタルをご利用下さい。ボディープロテクターとフルフェイスヘルメッのレンタルををしっかりと用意してくれています。プロテクターやフルフェイスを装着しないで怪我をしても自業自得に近い行為となります。
これらのルールを守らなかった事で怪我人が多く出てしまうと営業停止になる事もあるかもしれません。僕はそれを危惧しています。ほんの1部の無理をする人達の影響により、せっかく盛り上がっているフィールドが無くなる事は絶対にあってはなりません。
無理をする人がいなくなれば怪我人自体の絶対数が減る事は間違いありません。少しの心がけで怪我の可能性は減らす事が出来ます。そして怪我と弁当は自分持ちと言う事もお忘れなく。
１人１人が無理をせずに肩の力を抜いて楽しみましょう。ブレーキを沢山使って下さい。良いブレーキは各メーカーから沢山出ています。遅くたって良いんです。ふじてんはレースコースではないですから。気持ち良ければ良いんです。
前に人が詰まっていたらコース脇で一休みするくらい前走者に思いやりを持って下さい。前走者が優先です。危険な追い抜きは禁止です。全開走行はお控えいただけると助かります。
ふじてんは子供向け、初心者向け、上級者向け、の様に偏った性格のフィールドではなく多くのレベルのライダーが楽しめるフィールドを目指しています。
偏よればそのフィールドは衰退する事を僕は知っています。
一人一人決められたルールを守り皆が安心して楽しめるフィールドになってもらう事が僕の願いです。来週も再来週もノークラッシュで行きましょう。怪我は一日の楽しい思い出を台無しにしてしまいますから。
これからも安全設計で気持ちの良いふじてんを目指して行きたいと考えています。どうか皆さまのご理解とご協力をお願い申し上げます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
